2005年11月03日
カペッロ:「素晴らしいチームに勝った」
「トレゼゲはどんなポジションからもシュートを打つことができ、
ボールを求めてフィールドを動き回るのではなくエリアで水を得た魚となる偉大なゴールの密漁者だ。
前半にも別のチャンスがあり、恐らくその時はパスするべきだったが、
彼は世界クラスのストライカーであり最初のチャンスで相手を罰する傾向がある。
私はエリア内でトレゼゲに敵う選手がほとんどいないと思う。
ゴール前の16メートルにおいて得点する彼の技術と才能は世界最高峰だ。
バイエルンは短所がなく本当に強いチームだ。技術的に才能があり、物理的に強固、
またプレッシャーの下での苦しみ方を知っておりセットプレーではファンタスティックだ。
スペクタクルはそうでもないが、恐ろしいチームだよ。
セットプレーに関しては話していたように今日の試合でも実際多くのフリーキックから
2度頭にぶつけられて危険なシーンがあった。そして得点シーンも止まったボールからだった。
今年の彼らを叩くのはどこにとっても非常にタフだろう。
イブラヒモヴィッチは退場を避けることができたはずだ。しかし彼は今夜良くやった。
彼は非常に重要な選手であり、特別なキャラを持っている。我々は正しい道に彼を戻すだろう。
我々はリラックスした雰囲気で彼の問題を解決する。
私はデル・ピエロが前半に良いプレーをしていたと思う。
しかしバイエルンを怖がらせテンポを変更するためにネドヴェドを必要とした。
パヴェルはボールから離れた動きでスペースを作るし、アレは彼のマーカーを抜くことができる。
私は持っていたカードを使い賭けをしなければならなかった。
さらにバイエルンは後半ペースが落ち、彼らが握ろうと強めた試合の手綱を少し緩めた。
それで我々はより多くのスペースを見つけることができたんだ。
カモラネージの交代?カモラネージは試合に入っていけていなかった。
私は彼がフォームにないことが分かったし、ナーバスになっていた彼を見た。
なので私はピッチに入ってからわずかな時間であっても退場の危険があった彼を下がらせて
ムトゥを入れることを好んだ。
3バックにしたのはサイドにザンブロッタとキエッリーニを置き押し上げたかったからだ。
そして4人のMFを置きイブラヒモヴィッチとトレゼゲの下にデル・ピエロ、
後半はネドヴェドを置き、それがより危険になりえると考えた。
試合は特に壮観ではなかった。しかし結果は絶対に重要である。
失点?ボールが正面に飛んできて、他の誰かがそのボールを横から押し込みにきている場合、
ゴールキーパーは接触するかしないか分からない。
なので私はあの失点がアッビアーティの責任でなかったと思う。」
:: トレゼゲ
「僕たちはみんなとても幸せなんだ。
これがキャラクターのショーだったし、ミランに負けた後だったから。
良いパフォーマンスだったし、僕たちはもっているものを全て与えたんだ。
僕の2ゴールがチームに勝利をもたらしたしね。だから結果にとても満足だよ。
大きなチームに2敗?バイエルンのように組織されたチームと戦うのは
どのチームだっていつも大変だよ。
僕たちはミランとの試合の後、本当にこの勝利を必要としていたんだ。
前半はちょっと守りになってしまったけど、後半のガッツは僕たちに報いたんだ。
僕たちにとって3ポイント以上に重要だったのはこういった戦いでガッツを示すことだったし、
そうできたと思う。ユヴェントスはその価値を証明したし、今からはリヴォルノ戦に向けて準備するよ。
プラティニというユヴェントスの歴史に描かれ、いつまでもティフォージの心にある
偉大なカンピオーネのゴールを超えたことを僕は誇りに感じている。
2ゴール目?ヴィエラと僕は代表の頃からお互いを良く知っている。
そして同じクラブで過ごすようになってその理解は一層高まり、
トレーニングでも僕たちが試していた形だったんだよ。」
:: エメルソン
「うん、グループトップであることは大切だよ。
けど僕たちはブリュージュに対しても最大の集中をする。
全ての相手は決してシンプルじゃないんだよ。
今日の試合が簡単じゃないことを僕たちは知っていた。
けど僕たちは大きな覚悟でプレーし、
かつ僕たちが得たチャンスをほとんど全て形にすることができていた。
そうやってとても重要な勝利が出来上がったんだ。」
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Tacchiさん、やりましたね!これで、悪夢のミラン戦を何とか忘れられそうです。試合をみてないのでなんともいえないんですが、今年初めての3バックは機能していたのですか?コバッチにとっては難しい試合だったでしょう。しかし呼ばれたときには常に仕事をする彼のような選手、とてもかっこいいですね。あと、デルピエロがどうだったのか教えて下さい。
Yukiさん、なんとかドイツでのリベンジはできましたね。
2点ともトレゼゲだから決めたって感想です。この男は凄い!
3バックにそんなに連携としての仕事は回ってこなかったかなぁ…。コントロールしていたのはリリアンでした。
コバチはピサーロの対応に回っていましたけど不安や動揺があるようには見えませんでした。
こういう仕事人は私も大好きです
カペッロはサイドの攻撃を高めたかったようなことを言っているみたいだけど、ザンブロもキエも
ダイスラーとゼ・ロベルトとの戦いがあったので、そう簡単ではなかったかな。
アレはトップ下のような仕事を任されていました。プレッシャーの中で良い動きもあったんですが、
デミチェリスに抑えられていた印象が私には残りました。
HTに交代したんですが、ロッカールームから出てきていなかったようです。
落ち込んだのかもしれないけど、キャプテンとしてベンチにいて欲しかったです