2005年11月11日

Thuram: "Noi non siamo feccia"

テュラム:「我々は屑ではない」
フランス代表のディフェンダー、リリアン・テュラムは
彼がフランスで起こっている暴動に深く悲しみ、問題の根本を見るべきだと話す。

フランス内務大臣ニコラ・サルコジは暴動を起こしている多くの郊外に住む若者を『人間の屑』と呼び、
彼らが社会から『ジェットスプレー』されなければならないと話した。
サルコジ内相は移民が多く集中する地域を訪問した際に、
何度も『社会の屑を強力な放水で一掃する』といった発言を繰り返してきた。
サルコジ(民族による移民割当枠制度を提案)は次期大統領選挙(2007年)に向け
ドミニク・ドビルパン首相(シラク大統領に近い)と争っている。

「私もまた郊外で成長した。そしてこれらの若者たちに私が非常に近いように思う。
状況は私の気分を悪くする。誰も正しい疑問を投げかけていない。
誰も本当の問題を見ようとしていない。
人々は失業ではなく、危険性について話をしている。
彼らはこれらの人々が暴徒であるとだけ市民に信じ込ませようとしてる。それは真実ではない。
私は暴力が何かを解決できるとは決して考えない、しかしこれらの動きには理由がある。
その問題の根本が何であるのかを理解しなければならない。
セキュリティ問題について話す前に、私たちは社会正義に関して話すべきだ。
良い人生を求める、しかしその前には仕事を通して人々を社会に統合しなければならない。
彼らが求めているのは仕事を持つことだ。人々が仕事を持っている場合、より僅かな問題がある。
ジェットスプレーをかけなければならない人々とある人は言った…。
恐らくサルコジは彼の言葉の本当の重みを知らない。
本当にジェットスプレーをかけられなければならないものは?危険な人々とは?
それはかつて私に人間の屑のレッテルを貼った人々だ。
けれど私はそうでない。私が欲した全ては働くことだった。
たぶんサルコジはそれらの2つの間にある細かい区別を把握できていない。
本当に話し合わなければならないことはどのように同居するべきか、
どのように仕事を提供するべきかだ。
彼らを郊外に押し込み、彼らを最下層民と呼び、
彼らが理由もなく暴徒と化しているという人々こそ危険だ。
3年前にここで選挙があった。そして危険性は投票を決定した。
今別の選挙が近づいている。そしれ危険はまた最大の問題だ。
実際に彼らは失業問題を解決できないのでスケープゴートを見いだそうとしている。」

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